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を採用してもよい。
( )3. 加硫ゴムに接着し易い、吸水性の少ない接着剤を選ばなくてはならない。
( )4. 修理部分を鋭利な刃物で断面が楕円状になるように切りとって、サンドペーパーを用いて接着面を磨いておく。次にこの部分をガソリン等で拭いて脱脂を行う。

 

14.海水潤滑軸受について述べた文である。正しいものには○を付けなさい。

 

( )1. リグナムバイタは熱帯地方に成育する自然木で、樹脂に満ち、繊維が極めて緻密で、自己潤滑性に優れた軸受材である。また、比重が約1.2で海水に沈み、ノコギリで簡単に切れるので作業が非常にしやすい材料である。
( )2. リグナムバイタは、海水に浸漬すると、収縮するので装てん時長手方向に縮み代を軸受全長の1%見込む必要がある。
( )3. リグナムバイタは、軸受上半分の面は板目、下半分は変形が極めて少ない木口面とするよう採取する。
( )4. リグナムバイタの軸受性能を維持するために、プロペラ軸スリーブの材質としてBC3が適合性として最もすぐれている。

 

15. 海水潤滑軸受の場合の端面シール装置について述べた文である。正しいものには○を付けなさい。
( )1. 停泊時インフレタブルリングに4kgf/cm2の空気圧を投入したところシールリングからの漏水が止まったので、インフレタブルリングは正常に作動したと判断した。
( )2. 出港前にインフレタブルリングの圧力計を確認したところ、圧力が零であったので、空気逃がし弁を全開とし、また空気供給の給気弁を開とした。
( )3. 運転中、シールリングからの若干の漏水が認められたので、異常と判断し再調整を行った。
( )4. シールリングを交換した際、シールリングとメイテイングリングとの摺動面が約0.6mm摩耗していたので、摺動面及びフランジ面を削正したら、漏水が雲となったので正常になった判断した。

 

 

 

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